- 手術時間
1~1時間30分
- 麻酔方法
睡眠麻酔
- 入院の必要性
なし
- 抜糸
術後約7日目
- 術後の通院
2回
- 回復
術後5~7日目に日常生活へ復帰

- 年齢を重ねていくうちに老化による肌の弾力低下が原因で、眼瞼の皮膚がたるむとともに目の下に脂肪が溜まることで、「目袋」がふくらんでしまいます。
老人性眼瞼はこのような目の下のたるみを解消する手術で、目の上のたるみを修正する上眼瞼手術と目の下のたるみを修正する下眼瞼手術に分かれます。

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高齢者が二重まぶた手術を受けるときは、まぶたのたるみを完全に解消することも大事ですが、手術により顔の印象がきつくなることがないように注意しなければなりません。眉毛の位置とまぶたのたるみ具合を確認し、上まぶたのたるみを切除するか、または、一般的な上眼瞼手術を行い自然な二重まぶたにしなければなりません。
- 上眼瞼
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最も一般的な方法で、二重まぶたを作りながらたるみを切除する方法です。これ以外にも二重まぶたを作らずにたるみだけを切除する方法、眉毛の周りの皮膚を適切に切除する方法があります。
* 仕上がりが自然で傷跡がほとんど残らず、重力による眉毛、上まぶたの老化を一気に解決することができる手術法としては、エンドタイン眉毛挙上術をおすすめします。
- 下眼瞼
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加齢と共に上まぶたと同じく下のまぶたの皮膚も薄くなり、弾力が落ちることで、目の周りの筋肉と結膜が緩くなり、目の下の脂肪の袋が押し出されてしわと影クマができてしまいます。
目下の脂肪と皮膚がたるんでクマがひどくなると、実年齢よりもっと老けて見られたり、暗い印象を与えるため、改善する必要があります。
下眼瞼手術は目の下のたるみ具合によって手術法も異なります。まつげの下を切開してたるみだけを切除する方法と、皮膚を切開して脂肪を除去したり、再配置する方法、結膜を通して脂肪だけを除去する方法などがあります。
- 皮膚だけがたるんでいる場合
たるんだ皮膚と眼輪筋の一部だけを取り除きます。
- 皮膚がたるんで脂肪が膨れ上がった場合
最近の技術では脂肪を除去せず、脂肪を移動させたり再配置することで、下眼窩縁の骨膜に固定させることで、ふくらみとその下のくぼみを平らにします。
- 脂肪だけがふくらんでクマがある場合(主に30代の若い女性)
下眼瞼の結膜を通して脂肪を取り除くことで傷跡が残らずダウンタイムが短いメリットがあります。
- 眉毛挙上術
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まぶたがたるんだ場合、目じりが赤くただれ、炎症を起こす可能性があるだけではなく、視野が狭くなって見えにくくなることもあります。
眉毛挙上術は二重ラインが下がった場合と、一重のままでたるみの解消をしたい場合、眉毛を切開することでしわを取り除く手術法です。